【移住への思い】憧れのフィリピン空路
- 2019.12.17
- フラストレーション

【日本に生まれて】
日本は何一つ不自由はなく生活でき、個々の自由が約束されている世界でも有数の先進国である。
整備されたインフラ、素晴らしい医療機関、犯罪少なく夜でも安心して出歩ける治安、美しい四季や自然、安全で衛生的な食文化、世界最強のパスポート...上げればきりがないほどである。
とても素晴らしい国である。
『灯台下暗し』とはよく言ったものでこの国に住んでいると、この国の素晴らしさに気付かずに忘れてしまっている。
最近?よく耳にするのが日本を、やれ『終わっている』とか『こんな国、捨てて海外へ』なんて声が多く聞こえてくる。それに乗じて『南国でスローライフを』とか『留学で…』みたいな広告じみた話をよく聞くが…
本当にそうか? 日本より優れているのか?
他国の情勢などはっきり言って分からない特に東南アジア後進国の情勢などは分からんよ。
フィリピンなんかも、いかつい大統領の一声ですぐに電子タバコも禁止になるくらいの国、日本とは全く違いころころと情勢が変わる『朝令暮改』の不安定な国だ。
百万が一ではあるが、もし今いるところ(国)で有事が起きたらどうなる?
日本政府は世論の声に押され必死になって邦人を守るだろうね。どんな奴でも日本国籍があれば領事館に駆け込み無事に日本に戻れるだろ。
どんなに日本の文句を言う奴でも困った時には必ず助けを求める。それを助けてくれる国。安全な所でまた文句を言う奴…
日本という強大な後ろ盾に守られながら多くの恩恵を受けてるのに…身勝手だよな
いい国だよ…日本は
国としてはだけど…
『日本の生活』人との繋がり
少し重たい話題になるが…
殺伐とした空気と閉鎖感のある国になっている日本、都心部では社会的なイベントものへの参加が低下した結果、共同体での繋がりや個々のもつ感情や満足を表す言葉、他人への関心さえも消えてきたように感じる。
他人への関心が無い割にはSNSなどで自分の価値観を押し付け同調を促すけど…
こんな事件が起きた…
【親子の無理心中】〈88歳母と70歳娘の無理心中〉
昨今よくある事件で単に『介護疲れの結果』とも違い異様に感じた。
親の気持ちを汲んでみると苦渋の決断だったと思い心苦しい。その人のホントの気持ちは分からないが『自分が先に逝ってしまったら、この子はどうなる?誰かが面倒見てくれるのか?』『人に迷惑は掛けたくない…』じゃないのかなと私はそう思っている。
親になった私も、私も思う親も…子を思う親の気持ちは同じだよな…
誰も救えなかったのか?相談した相手は?他の家族は?親戚は?近所付き合いは?
近い将来必ず来るであろう後期高齢化社会の日本で、このような事件が増えてくるのでは無いかと感じてしまう。
大災害が起きるとみんなが救いの手を差し伸べる。しかし個人が困っている場合は見て見ぬふり。たとえば電車の中で誰か倒れたら心配などせずに、舌打ちし露骨な態度で嫌悪感を抱く奴もいる。
ノンフィクション作家のレベッカ・ソルニットによると…
〝地震などの自然災害で犠牲者が生じるなど、非常事態に直面した社会では、人々の善意が呼び覚まされ、相互扶助的な共同体が出現する〟と述べた。
人間は共同体が無いと個人では動かないし大多数の中の一人でないと安心できない。いざ共同体が出現しても周りの様子を窺ってから動き出す人が多い。
〝フリーアソシエーション(自由に誰とでも係わり合いになれる権利や能力)〟とはよく言ったもので、日本では互いを怖がり社会生活を危険で面倒なものだと見なし、自身は安全が確保された場所に住んで、電子機器でコミュニケーションを取り情報を得る。
それでは深い人間関係はできない。
隣の住人がどんな人が住んでいるかなんて興味すら持たない。他人に興味は無いので『深い人間関係なんかいらねんじゃね』と、自分さえよければとなる。
それがフィリピン(海外)では現地人とコミュニケーションを取り上手に付き合って行こうとしたり、日本人同士のコミュニティを形成する。
なぜだ?どっちなんだ?海外だから?日本では出来ないのに?
やっぱり一人じゃ生きていけないもんな…
答えなんか出ない。『どう判断して』『どうを感じて』『どう行動するか』なんてすべては自分の意志であるから…
『日本とフィリピンと』リスペクト
フィリピン人と仲良くなると、とてもディープな家族との付き合いが待っている。人のプライバシーに遠慮なく入ってくる底抜けに明るいフィリピン人だが悪気はまったくない。家族なら当たり前である。
お金の使い方 〈お金の価値観〉でも紹介したが、いざ家族がピンチになると自分が犠牲になっても周りの目や助言などを気にする事なく助けようと江戸っ子気質が発動する。
ピンチな方が『困った時はお互い様』という思っている図々しさがあるが…(笑)
家族に対しては義理堅いところもある。ある日姪っ子ちゃんに『学校を卒業したら働いてkuyaを助けるから』と言われた…嘘でもうれしいもんだよ。

この国ではフィリピン人に限らず、生活をしている人々に言葉では言い表せないパワーとエネルギーがある。
フィリピンの空気を吸って同じものを食べたからフィリピンに馴染めるわけでないが、自国を捨てるなど強がらずに日本という国の恩恵を存分に受け甘えさせてもらい、自国と移住地をリスペクトしつつ異国の文化や暮らしを理解する。
『自分自身で見た物や感じたものをシンプルに楽しみながら生きる』そういう人間に僕はなりたい。
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