【フィリピンでの会話】おじさん流ビサヤ語
- 2019.11.27
- ビサヤ語

【ビサヤ語】
フィリピンの主な公用語はタガログ語と英語、うちのjeeの実家のがあるダバオではビサヤ語がメインになる。もちろん英語もOKである。
ビサヤ語で分からない意味を英語に訳して貰うと微妙に違う意味が返ってくる事があるし。会話自体も『なんか違うよな?』って感じる事もしばしばあった。
その英語での会話や言葉の内容をjeeに日本語に訳して貰うと、更に意味が変わりトンチンカンな答えとなって返ってくる。
確かに日本語でしかない独特な言い回しなどは、ビサヤ語に限らず英語へも直訳出来ない事があるので致し方はない事ではある。
【直訳と意訳】
タガログ語やビサヤ語でも感情的な言い回しや独特の表現などは、英語に直訳では無くすべて意訳し話しているためかる、同じ会話でも英語で会話する時とビサヤ語で会話とする時を比べると、微妙に違うことを言っている。ある意味で適当 違う会話をしている様に感じるのは意訳のためでは無いかと思うようになった。
フィリピン語から英語へ意訳になると、言葉の意味の捉え方は人それぞれであるので、その人の解釈の仕方で微妙に変わってくる、そのため『今の言葉の意味ちょっと違うじゃね?』となる。
お国柄かも知れないが、他者からの評価が気になり相手の本音が知りたい自己犠牲精神が好きな日本人は直訳を好む傾向にあり、相手の気持ちはどうでもいい?あまり気にしない?利己主義的な考えのフィリピン人は意訳し自分に都合のいい解釈をして英語に訳しているんじゃ無いかと思う。
『郷に入れば郷に従え』で、やはり現地人と打ち解けるには相手の本心『腹の内』を探ることが大事になる。そにため当事国の母国語(ダバオの場合はビサヤ語)を覚えた方が断然有利と感じ『比会話』の勉強を始めるきっかけとなった。
そこで私の勉強復習も兼ねて『おじさん流のビサヤ語勉強』を前回も少し紹介してみた。今回も少しだけその続きを書いて見ようと思う。
【おじさん流ビサヤ語】簡単な句
〈句と句を繋げる〉
ビサヤ語では前の句と後ろの句といった二つの句を結びつける言葉があります。
◇形容詞に修飾される名詞は『nga』で繋げる。
*発音は少しコツがあり『ンガ』では無く、鼻にかかった様な音で『んガ』と発音。
『dako nga isda』 又は『isda nag dako』 =大きい魚 dako=(大きい) isda=(魚)
『nindot nga balay』 又は 『balay nga nindot』=美しい家 nindot=(美しい)balay=(家)
※前の句と後ろ句の順序を変えても意味は同じ、つまり日本語のように形容詞が前に来なくても構わない。
【応用①】
前の単語が母音で終わる場合は、その単語の最後に『ng』を繋げる。
『gwapang babae』 又は『babaeng gwapa』=きれいな女 gwapa=(綺麗) babae=(女性)
『isdang gamay』 又は『gamay nga isda』=小さい魚 gamay=(小さい) isda=(魚)
☝『isdang gamay』 は 『isda ngagamay』 と省略しなくてもいい。
【応用②】
前の単語の最後が『y』または『w』で終わる場合、母音で終わったと見なすこと出来る。
なので、
『mgamay nga isda』 又は 『gamayng isda』
でも、
『isda nga gamay』又は『isdang gamay』
すべて同じ意味
【応用③】
前の単語の最後が『n』で終わる場合は、単に『g』をつけ繋ぐ。
『hanging kusog』 又は『kusog ang hangin』=強い(激しい)風 hangin=(風) kusog=(強い・激しい)
※『nga』は文章と文章を繋げるときにも使う。
【所有格・目的格】 ~の・~を
(1)人称代名詞
所有格 | +nga | 後置 | 省略形 | |
私の | ako | akong | nako | ‘ko |
私らの | amo | among | namo | ‘mo |
私達の | ato | atong | nato | ‘to |
あなたの | imo | imong | nimo | ‘mo |
あなた方の | inyo | inyong | ninyo | ‘nyo |
彼/彼女の | iya | iyang | niya | ‘iya |
彼/彼女らの | ila | ilang | nila | ‘la |
〈所有を表す人称代名詞が、修飾する語句の前か後ろで形が変わる〉
例①『俺のビール』
『akong beer』=先に人称代名詞が入る場合
『beer nako』=後に人称代名詞が入る場合
例②『あなたのビール』
『imong beer』=先に人称代名詞が入る場合
『beer nimo』=後に人称代名詞が入る場合
※これらの代名詞で修飾された名刺を、再度『nga』で繋ぐこと出来る。
『imong beer nga bugnaw』=『あなたの冷えたビール』 bugnaw=(冷たい)
(2)名前に付く冠詞『ni』
〈主格の場合は名前の前に『si』を付けるが、所有格の場合は『ni』を付ける〉
例①)主格の例文
『ako si Goku』=オラは悟空
例②)所有格の例文
『igsoon ni Tatay』=親父の兄弟
(3)一般名詞の所有格は『SA』をつける。
例文
『mapa sa davao』=ダバオの地図
『balay sa davao』=ダバオの家
ビサヤ語の文法はこんな適当?感じで主語が○○でとか、述語が□□でとか細かい決まり事は無いので、日本語や英語と比べるとさほど難しくはない。
会話する人の癖で?語句の順番が変わってくるので違った言葉に感じるが基本的に同じ意味である。その場のシチュエーションで相手が何を伝えようとしているのかすぐに分かるようになるし、ある程度の単語を並べると会話が出来るようになってくる。
ただ、もの凄く早口で喋り掛けてくるのでサッパリ分からない時があるが...
今はただ聞き取る事に集中している。
これからも会話については勉強しながら徐々に更新していくつもりでいます。
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