【お金の価値】フィリピン人とお金
- 2019.11.28
- 文化の違い

【フィリピンとお金】お金の価値観
フィリピーナのjeeと付き合って間もないころ、買い物の付き合いで出掛けた時にお金の使い方を目の当たりしある事を感じた。
しっかし金遣い荒いよな、オカニナイって言ってる割に持ってる金を全部使っちまうじゃねーか?呆れながら買い物の仕方を眺めていた思い出がある。
この切符のいい金払いの買い物を見ていると笑っちゃうほど気持ちがいい。
そんなある日の出来事…



節約と言う言葉を知らないらしい...



我慢するという観念がないらしい...


(お前怖いな、そんな事言ったら、ふてくされた顔になるよ)
【貯金】未来への備え
『お金貯めて未来に備える』フィリピンではこの感覚がまったく無いようで、びっくりする。貯金をしないどころか、持っているお金は綺麗さっぱり使ってしまう。
まるで『宵越しの銭は持たねーぜ』と全部使うのが当たり前のチャキチャキの江戸っ子のようだ。
自分に何か困ったことがあれば、『その時はその時』と考えて…人が助けてくれる(金借りる)と考えている節がある。
*ちなみにフィリピン『貸す』という行為は『寄付』と同じ意味で捉えていい。即ち貸したものは返ってこない。と思った方がいい。
こういった事はフィリピン人が楽観的な性格であることも関係している事や根底にある思想が大きく影響しているのではいかと思う。
それは、フィリピン人の80%が信仰しているカトリック教の『未来の心配をしてはいけない』という教えがあると聞いたことあるが、その教えをを独善的(自己中)に解釈 し『未来を気にせず今を快適に生きるため、お金も全部使う』という日本人から見たらとても安易で信じられない考え方だなと感じてしまう。
フィリピンではこんなことわざがある。
“Aanhin pa ang damo, kung patay na ang kabayo”
タガログ語で『死んでしまった馬に、草は必要ない』
※意味は『本当に必要な時に助けてやらねば意味がない』
要は『必要な時に助けねーで、どーすんの? やらなきゃ意味ないよ』『死んだら終わりだぜ!金はあの世にもってけねーよ。で?いつ使うの? 今でしょ!』という独善的な解釈 になる。
お金があるのに使わない奴は『モッタイナイ』や『ケチダナ』とか思われたり、思い当たる節もある方もいるかもしれないが『ファミリー オカニ コマテル オクルカラ クダサイ』なんて言われて、頼みを断ると『アナタ ツメタイ』なんて言われる。
もちろん当人たちは、悪気(騙すつもり)が有る訳でななくフィリピン人からして見るとアタリマエ(日常)な事でも日本人にしてみればフザケルナ(非日常)になる。
こう書くと無鉄砲で何の計画性もないだけに聞こえるかもしれないが、彼女達は家族のために使うお金もまったく惜しまない。
そのあと自分が困ったらどうするなんて考えないで行動する。目の前に困っている家族がいれば、『てやんでぃ』と持ち前の?江戸っ子気質で手持ちのお金をすべて使い切っても助けようとする。
それが彼女達にとっては幸せな ことなになる。
【節約】節約生活
うちのjeeには一週間単位で食費を渡しやりくりして貰っているが、最初は『オカニ タレナイ』なんてことが殆毎日のように続いきこんな時もあった。




それでも、最近は少しではあるがお金が残せるようになって来たある日
『オカニ アマッタ カラ コレカッタ』とTシャツを渡された…
…ちがうだろ。
違った解釈になってはいるが、貯めた(余った)お金で買い物した。
上出来だよ、それで...
【選択】YOLO
一部の富裕層を除き、フィリピン人の多くは基本的にはお金はあまり(預金)はありませんが、プライスレスな幸福度は日本人よりも遥かに高いと感じる。
お金で買える幸せははある。そのために犠牲にしてきた物は…?
家族の幸せな将来へ備えと思い頑張って貯めたお金。そのお金を貯めている時に何かを犠牲にしているかも知れない。
更にこのご時世、『年金じゃ生きていけないよ』『老後の蓄えは2000万円は必要だ』とも煽る人もいる。
本当に未来に幸せは待っているのか?そんな先の見えない未来に備えて今を生きるのか?
究極の選択までは行かないが、今をとるか。未来をとるか。
ん...
俺は今を楽しく生きる。
『You only live once!』
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